DJポリスに学ぶべき、声の出し方と伝え方
各都道府県の警察に、アナウンス誘導などを担当する「広報係」といった部署があることを最近知りました。
警察官の誘導には、なんとなくであっても高圧的なイメージがつきもの。
事あるごとに強制的に従わされているような気持ちになりがちですが、話題になった「DJポリス」のような誘導をしてもらえるのなら、誰でも素直に言うことを聞けますよね。
同じことをする場合、いやいやながらにさせられるのと、喜んでとはいかなくても自主的に動くのとでは、気持ちには雲泥の差が生じます。この違いは何なのでしょう?
そう、「伝え方」だけですよね。
警官や教師など、ある程度リーダー性を持った人は上から目線で接してくるものと、普通の人はとらえがちです。なので、そういった立場の人はふだんから意識していないと、ちょっと大き目の声を出しただけでも予期せず高圧的な印象を与えてしまいます。
でも逆に、こういう立場の人が低い目線からの投げかけをすると、「こんな人が自分に頼みごとをしてくれている」と思ってもらえ、やってあげなきゃという気分をつくり出すこともあるのです。
これは日常生活でも同じです。
奥さんがご主人に「朝は忙しいんだから、ゴミぐらい捨ててきてよ」と言うのと、「朝はやることが多いから、会社に行くついでにゴミ出しを引き受けてくれると助かるわ」と言うのとでは、気持ちよさが違いますよね。
もちろん、こういった言い方のテクニックに加えて、“プラスの気持ち”をこめるように意識すると声の質まで変わって伝わりますので、さらに人を動かす力となっていきますよ。
近いうちに警察の広報係は、話術や心理、そして発声法など、幅広くコミュニケーションの訓練を行うようになっていくでしょう。ちょっとタレントの養成所みたいですね!
